日本建国について分かりやすく解説!

日本の建国 歴史解説

日本には「建国記念の日」がありますが、「日本はいつ建国されたの?」と聞かれると、意外と答えられない人も多いのではないでしょうか。

世界に目を向けると、アメリカは独立宣言が採択された1776年、イギリスは1707年のグレートブリテン合併、韓国は1948年の政府樹立など、建国の時期が歴史上の出来事として比較的明確な国が多くあります。

その建国神話の中心となる人物が、初代天皇とされる【神武じんむ天皇】です。

『古事記』や『日本書紀』では、神武天皇が九州の日向から大和へと東征し日本を治めるまでの物語が描かれています。

この記事では神武天皇を通して日本の建国について分かりやすく解説します。

この記事のポイント

  • 日本建国とは日本という国家の始まりを指す言葉
  • 神話では紀元前660年、歴史学では3〜5世紀頃と考えられている

日本の建国には「神話」と「歴史」がある

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まず最初に確認しておきたいのが、日本の建国には神話上の建国歴史学上の国家成立という2つの考え方があるという事です。

神話では、初代天皇の即位が日本建国の始まりとされ、建国年は紀元前660年と伝えられています。

一方、歴史学では神武天皇や紀元前660年を裏付ける考古学的な証拠は見つかっておらず、日本という国家は3〜4世紀頃に大和政権が成立し、徐々に統一国家へ発展していったと考えるのが一般的です。

つまり、日本の建国は「神話として語り継がれてきた建国」と「歴史学から見た国家成立」の二つの視点から理解することが大切なのです。

区分 時代
神話 紀元前660年
歴史学 3~4世紀

日本建国の概要

それでは神話に語られる日本の建国について詳しく見ていきましょう。

日本の建国は、初代天皇・神武天皇が即位した日をもって始まりとされています。

神武天皇

『古事記』や『日本書紀』では「天照大神」あまてらすおおみかみの孫である「瓊瓊杵尊ににぎのみこと」が日本列島へ三種の神器を携えて降り立ちました。
その子孫に当たるのが神武天皇です。

建国の経緯

神武天皇は九州の日向(宮崎県付近)を出発し、多くの戦いを経て大和(奈良県)を平定しました。

これを【神武東征】と呼びます。

その後に大和で初代天皇として即位したことが、日本建国の始まりと伝えられています。

古事記や日本書紀には紀元前660年の2月11日の事だったと記されており、これは現代【建国記念の日】として祝日に制定されています。

歴史学的なアプローチ

『古事記』や『日本書紀』には、神武天皇が即位したのは紀元前660年だったと記されています。

しかし、この年代を裏付ける考古学的な資料は見つかっておらず、現在では紀元前660年という建国年を史実と断定することはできないと考えるのが主流となっています。

現代の歴史学では、日本で国家が形成され始めた時期について弥生時代後期から古墳時代(3〜4世紀頃)にかけて大和政権が成立し、徐々に統一国家へと発展していったという見方が有力です。

それでも早い日本の建国

しかし「紀元前660年」を象徴的な建国年で史実ではないと考えたとしても、日本の建国は他国に比べて群を抜いて早い時期にあると言えます。

3〜4世紀頃には大和政権が成立し、日本列島で統一的な政治権力が形成され始めていたことは、考古学の成果からも広く認められています。

現在の多くの国家は近世から近代に現在の国制が整えられたことを考えると、日本という国家の歴史は世界的に見ても非常に長い部類に入ります。

王朝の継続

錦の御旗

さらに、神武天皇の建国以来、日本は天皇の血筋を中心とした王朝が一度も途絶えていません。

もちろん、古代の初期天皇については実在性や年代について議論がありますが、少なくとも歴史資料によって実在が確認できる26代:継体天皇以降は、天皇の系譜が途切れることなく現代まで続いています。

現在の天皇である第126代:今上天皇まで皇統が継承されており、一つの王朝が古代から続いている国は唯一日本だけとなっています。

そのため、日本は「現存する世界最古の王朝を持つ国」と言えるでしょう。

まとめ

このように日本の建国は、神武天皇が即位した紀元前660年とされています。

ただし、これは一般的に【日本神話】と呼ばれる物語の記録であり、直ちに史実と断定できる訳ではありません。

しかし、大切なのは神話が史実かどうかだけではありません。

建国神話は、古代の人々が「日本という国はどのように始まったのか」を語り継ぎ、国家の成り立ちや天皇の由来を伝えるために生まれた伝承を基とした物語です。

そして、その物語は1300年以上にわたり受け継がれ、現在でも「建国記念の日」や皇室の伝統など、日本文化の中に息づいています。

歴史学では考古学や文献研究によって国家の成立過程が明らかにされる一方で、神話は日本人が古くから抱いてきた国家観や価値観を知るうえで欠かせない文化遺産でもあります。

このように、日本の建国を理解するには神話と歴史の両方の視点から見ることが大切です。

日本建国については、日本神話と歴史学で考え方が異なります。それぞれの違いを理解することで、日本の成り立ちをより深く学ぶことができるでしょう。

重要ポイント

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