寒川神社について

寒川神社は、神奈川県高座郡寒川町宮山に鎮座する古社で、かつての相模国の一之宮として尊ばれてきた神社です。
ご祭神は寒川比古命および寒川比女命の二柱。二人合わせて「寒川大明神」と称され、古くから関東地方の守護と、八方除(はっぽうよけ)の神として広く信仰されて来ました。
「八方除」は、地相・家相・方位・日柄などに起因するあらゆる災難を払い、福徳や開運を願う祈願で、人生の転機や、新しい挑戦をする人等、多くの参拝者が訪れています。
| ご祭神 |
・寒川比古命(さむかわひこのみこと) 寒川比女命(さむかわひめのみこと) |
|---|---|
| ご利益 | 全国で唯一とされる「八方除(はっぽうよけ)」 |
歴史
創建
寒川神社の創祀年代ははっきりとはわかっていませんが、古代からの歴史を持つ古社と言われています。

Published by 三英舎 (San’ei-sha) – “御歴代百廿一天皇御尊影”, パブリック・ドメイン, リンクによる
雄略天皇(5世紀頃)の御代に幣帛(神様へのお供え物)を奉納した記録があると伝えられていて、さらに神亀4年(727年)に社殿が建立されたという伝承も残っており、この頃には神社として確立していたと考えられます。
中世以降
また、平安時代の神社の一覧表である『延喜式神名帳』にもその名が記され、「名神大社」「相模国一之宮」としてその格式の高さが認められていました。

さらに、時代が進んむに連れて武家からの信仰は特に厚くなっており、源頼朝、武田信玄、そして徳川幕府からも代々信仰を寄せたとされています。
境内のみどころ
三の鳥居


境内に入ると最初に迎えてくれるのが橋にかかる大きな鳥居です。
この橋は神池橋と呼ばれ2011年に改修されたばかりでとても綺麗です。
社殿と清らかな杜の雰囲気

現在の社殿は、1997年の「平成の御造営」によって再建されたもので、厳かで落ち着いたたたずまい。境内は自然に恵まれ、相模川の清流を源とする豊かな杜の中にあって、参拝だけで心が清められるような静けさが魅力です。
八方除の象徴たち




社殿近くには、八方の方位を示す「方位盤」や、厄除け・方位除けにちなんだ祈願所などが設けられていて、まさに「災難を祓う」「道しるべを授かる」神社としての側面が強く感じらます。
古くから人々の祈願の拠りどころでした。
アクセス
| 所在地 | 神奈川県高座郡寒川町宮山3916 |
|---|---|
| 電話番号 | 0467-75-0004 |
| 御朱印 | あり |
| 営業時間 | 8:30〜17:00 |
| アクセス | JR 相模線「宮山駅」徒歩5分 |
| HP | 公式サイトを見る |


