綏靖天皇陵　

綏靖天皇陵について

桃花鳥田丘上陵は第2代天皇:綏靖天皇の陵と伝えられる古墳です。

周辺には神武天皇の陵である『畝傍山東北陵』を初めとする古代天皇陵が多く鎮座し、神武天皇を祀る橿原神宮もそびえ立ち、日本創建時の史跡が集中するスポットとなっています。

綏靖天皇は初代天皇:神武天皇の子であり、その皇位を受け継いだ最初の天皇です。

『日本書紀』によれば即位後、葛城高丘宮かつらぎたかおかのみや（奈良県御所市）に宮を作り政務を行ったと記録されています。

詳しくは

綏靖天皇陵の正式名称は桃花鳥田丘上陵つきだのおかのえのみささぎで、奈良県橿原市四条町の「塚山」「塚根山」に宮内庁が治定しています。円丘の形式で、直径約30メートルの円墳と推測されています。

『日本書紀』では「桃花鳥田丘上陵」、『古事記』では「衝田岡」と記され、江戸時代ごろにはこの場所が神武天皇の陵墓ではないか等の議論がありましたが、その後の陵墓整理を経て、1878年にこの場所が綏靖天皇の陵墓と正式に治定されました。

1952年には、綏靖天皇二千五百年式年祭が皇居と陵所で行われ、宮内の掌典が参向しました。

お隣の神武天皇陵に比べると大きさこそ劣りますが、陵墓内に入ると市街の喧騒から離れて静かで荘厳雰囲気に趣を感じる事が出来ます。

また、神武天皇陵ほど人気は多くなく、地元民も少ないので一人でゆったりとした時間を過ごせるかもしれません。

陵墓のすぐ隣には神武天皇をお祀りする橿原神宮があります。

初代天皇をお祀りする神宮とあって、伊勢神宮にも引けを取らない荘厳な雰囲気で、陵墓とセットで巡るのがオススメです。

周辺には初代天皇:神武天皇を始めとする古代の天皇陵が集中しています。

歴史探索ならこの辺りの陵墓をまとめて巡るのも良いかもしれません。