天岩戸神社

史跡

天岩戸神社について

天岩戸神社は宮崎県高千穂町岩戸に在する神社で、古事記や日本書紀でお馴染みの天岩戸の伝承地と言われている場所で、天照大神を主祭神として祀る神社です。
その歴史は古代の神話に深く根ざしており、地域の信仰の中心として長い歴史を有しています。

歴史

日本神話における天岩戸

天岩戸神社の起源は、日本神話に登場する「天岩戸の神話」に基づいています。


神話では、太陽の神である天照大神が弟であるスサノオの悪戯により高天原で死人が出る事故があった事からその責任を取って天の岩屋に引き篭もってしまい、その影響で世界が暗闇に包まれたとされています。


困り果てた高天原の神々は天岩戸の前で祭りを開催し踊りを舞う事で天照大神を誘い出すことに成功し、再び世界に光が戻ったと伝えられています。
この「天岩戸」が現在の天岩戸神社の背後にある岩屋であるとされています。

詳しくはコチラ⇒『日本史第3話』

建立の背景

天岩戸神社の創建時期は不詳ですが、神話の舞台として古代から信仰の対象となってきたと考えられ社伝によると神話の時代に瓊瓊杵尊が鎮祭したとの言い伝えがあるとしています。

中世以降では天岩戸神社は地域の人々や修験者により守られ続け、霊地として厚く信仰されましたと考えられています。

江戸時代には、高千穂一帯が「神代の地」として広まり、庶民の間でも巡礼地として有名になりました。

明治時代の神仏分離政策により、修験道との関係が断たれ、純粋な神道の神社として再編されました。今日では、天照大神を祀る全国でも数少ない神社のひとつとして、またパワースポットとしてもその名を知られ全国から多くの参拝者が訪れています。

天岩戸神社の観光

天岩戸神社は大きく分けて3つのエリアがあり西本宮と後から合併併合された東本宮、そして天安河原があります。


(引用元:https://takachiho-kanko.info/sightseeing/6/

こちらは天安河原、天照大神が引き篭もった洞窟だと言われています。
雰囲気出てますね

(引用元:https://www.kanko-miyazaki.jp/spot/1013

こちらが西本宮、天照大神が祭られています。

(引用元:https://www.kanko-miyazaki.jp/spot/1013

こちらが東本宮、こちらも天照大神が祭られていますが一説には元々はイザナギとイザナミを祭っていたという説もあるようです。

アクセス

所在地:〒882-1621 宮崎県西臼杵郡高千穂町大字天岩戸1073-1

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