香取神宮

神社 仏閣

香取神宮について

香取神宮は、千葉県香取市にある由緒ある神社で、全国に約400社ある「香取神社」の総本社となっています。


ご祭神は経津主大神ふつぬしのかみ — 出雲の国譲り神話に登場する武の神さまで、武運長久や交通安全、災難除けなどにご利益があると伝えられています。


また、古くから皇室や武家から尊崇されてきた格式高い神宮で、旧社格は官幣大社。しかも、「神宮」と称することを許されたのは、かつては伊勢・香取・鹿島神宮の三社だけだったと言われています。

ご祭神 ・経津主大神(ふつぬしのおおかみ)
ご利益 ・国土安泰
・武運長久
・勝運上昇
・厄除開運
・交通・航海安全
・仕事運(特に武・交渉・決断の分野)

歴史

創建とご祭神

香取神宮の創建はハッキリとは分かっていませんが、かなり古い歴史を持っているのは確かで、社殿によれば創建は神武天皇18年(紀元前643年)と言われています。

経津主尊 Futsunushi by 八島岳亭 Yashima Gakutei.jpg
岳亭春信https://www.britishmuseum.org/collection/object/A_1937-0710-0-233, パブリック・ドメイン, リンクによる

またご祭神である経津主大神ふつぬしのかみは『日本書紀』にて記録されている出雲の国譲り譚でタケミカヅチと共に高天原から葦原中国(地上世界)へ使者として降り立ち、葦原中国の神であった大国主と交渉を行い地上を平定したと伝えられています。

中世

平安時代

平安時代には神社の一覧表である『延喜式』にて既に「香取神宮」として記されており、茨城県の『鹿島神宮』と並んで東国経営の重要拠点であったと考えられています。

江戸時代

鎌倉時代以降、武士の世になっても香取神宮は武の神として重んじられ、江戸時代に入ると1700年に幕府の手によって本殿と桜門が再建されて、現代にその姿を残しています。

境内のみどころ

香取神宮の境内は「香取の森」と呼ばれるほど豊かな自然と、格式ある社殿との調和が美しく、とても落ち着いた空気が漂っています。

自然あふれる参道

参道を歩けば、老木や杜の緑に包まれて、四季折々の風情が楽しめます。

社殿と楼門

元禄時代の造営で、流造の本殿、丹塗りの楼門ともに重要文化財となっています。

鳥居河岸(とりいがし)

海路から上陸したと言われる経津主大神を迎える為に水辺に設置された鳥居です。

アクセス

所在地 千葉県香取市香取1697-1
電話番号 0478-57-3211
御朱印 あり
営業時間 8:30〜17:00
アクセス JR佐原駅下車、タクシーで約10分。
HP 公式サイトを見る
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