山名八幡宮

神社 仏閣

山名八幡宮について

山名八幡宮やまなはちまんぐうは群馬県高崎市にある、安産・子育てのご利益で知られる神社です。

平安末期の創建とされており、源氏の一派である山名義範やまなよしのりが九州の格式高い神社である『宇佐八幡宮うさはちまんぐう』のご祭神から分霊し、この地にお祀りした事が発祥だと伝えられています。

また、初詣など特別日に訪れるだけでなく、公の場としての役割を重視しており、日常的に人が集まってくるような場所を目指して地域と連携した様々なイベントを行っています。

この姿勢が評価され2017年に、神社として初めてグッドデザイン賞を受賞しました。

神社から広がる地域再生
840年以上の歴史を持つ山名八幡宮では、次の100年に向けてリニューアルを行うとともに、「安産子育ての宮」として、「安産子育て」と「地域」の社会問題を解決する取組みを行なっています。子育ての孤立化・悩みを緩和するための親子カフェ。食育を促す...
御祭神 ・品陀和気命(ほんだわけのみこと・応神天皇)
・息長足比売命(おきながたらしひめのみこと・神功皇后)
・玉依比売命(たまよりひめのみこと)
ご利益 安産祈願・子育て守護・家内安全・商売繁盛・厄除開運・交通安全など

歴史

創建

社伝によれば、源氏の一族である新田義重にったよししげの子、山名義範やまなよしのりが、平安時代末頃に豊前国(現在の大分県)の宇佐八幡宮から分霊を勧請して社殿を造営した事に始まると伝えられます。

中世

本丸跡に建つ城址碑
文屋将監 – 投稿者自身による著作物, CC 表示 3.0, リンクによる

その後、代々山名氏の庇護を受けて繁栄していった山名八幡宮は、南北朝の時代に山名城城主であった世良田政義の娘が妊娠した時、この神社に安産祈願を行った事から『安産・子育て』としての信仰が生まれました。

現代

現在では、子育てのご利益がある神社として地域の社会問題を解決する為、境内にカフェやパン屋さんを設置しており、現代の新しい神社の在り方を示しています。

この取り組みが評価され、2017年に公益財団法人日本デザイン振興会によるグッドデザイン賞を受賞しました。

境内のみどころ

線路下をくぐる参道

参道がなんと、鉄道(上信電鉄の線路)の脇を通っていて、線路をくぐるようになっている珍しい入口です。参拝の際にはその構造にも「おっ!」と思えるかもしれません。

太刀割りの石

参道には「太刀割りの石」という伝承のある石が据えられています。武芸の試合前に刀を割ったという逸話があり、神社と武家の結び付きが感じられます。

安産・子育ての宮としての工夫

近年、社殿や授与所、授与品もリニューアルされており、2017年にはグッドデザイン賞を受賞したこともあります。マタニティカフェ・パン屋とのコラボなど、地域とのつながりも深めています。

アクセス

所在地 群馬県高崎市山名町1510-1
電話番号 027-346-1736
御朱印 あり
営業時間 9:00〜17:00
アクセス 上信電鉄「山名駅」から徒歩 約1~3分
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