明治神宮

神社 仏閣

明治神宮について

東京・渋谷区代々木に鎮座する明治神宮は、19世紀後半から日本の近代化を推進した 明治天皇 とその皇后である 昭憲皇太后 を御祭神として祀る神社です。


創建は1920年(大正9年)11月1日。日本一の初詣参拝者数を誇ると言われており、

都会の喧噪から離れ、約70万 ㎡の広大な杜(もり)に囲まれた境内は、「都会のオアシス」とも称され、静かで神聖な空気に包まれています。

ご祭神 ・明治天皇(めいじてんのう)
・昭憲皇太后(しょうけんこうたいごう)
ご利益 ・国家安泰
・仕事運
・学業成就
・家庭円満
・子宝     等

歴史

創建

Imperatriz Shoken (esposa do imperador Meiji), final do século 19 - início do século 20.jpg
不明 – yanva.ru, パブリック・ドメイン, リンクによる

明治神宮創建のきっかけは、明治天皇・昭憲皇太后の崩御後、全国の人々の「その御聖徳を永久に敬いたい」という強い願いでした。

明治天皇は崩御された後京都へ埋葬されましたが、天皇が活躍された東京で埋葬しお祀りするべきとの意見が多く立ち上がり

これを受けて、神社として祀るための造営構想が具体化。1915年(大正4年)、敷地の地鎮祭が行われ、正式に造営が始まりました。

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投稿者が撮影 – ブレイズマン (talk) 09:01, 23 March 2009 (UTC), パブリック・ドメイン, リンクによる

造営には、全国からの献木(当初約10万本、または12万本とする資料もある)と、延べ11万人以上の青年による勤労奉仕という、国民参加による大きなプロジェクトが伴いました。

そして 1920年(大正9年)11月1日、代々木の地にて明治神宮は正式に創建・鎮座されました。

現代

その後、第二次世界大戦で建物が焼失する試練もありましたが、多くの人々の支援により再建。

現在の社殿は、戦後再築されたものです。


2020年には鎮座100年を迎え、多くの人々にとって伝統と平和、自然の象徴として親しまれ続けています。

杜(もり)の造営

明治神宮の境内に広がる約70 ヘクタール(約700,000 ㎡/東京ドーム約15個分)の杜は、実は「古くからあった自然林」ではなく、意図的・計画的に造営された人工林です。

当時、明治神宮のあった代々木一帯は、「南豊島御料地」と呼ばれ、もともとは皇室の所領ではあったものの、建設はされず、畑や荒地のような地で、緑の少ない土地でした。

「現代化」や「急速な都市化」の中で、東京に自然と静けさを兼ねた「鎮守の杜」を――と構想されたのです。

1915年に地鎮祭、翌年以降に本格的な植栽が開始されました。

全国から約10万本の木が献木として奉納され、その木々は 300 種を超える多様な樹種で構成――ただの「森」ではなく、生態系としての「杜」をめざす壮大なプロジェクトでした。

結果として、今日では「まるで古くからあった自然林のよう」と言われるほど落ち着いた森に成長。多様な動植物が暮らす貴重な都市の緑地となっています。

境内のみどころ

杜(もり)

明治神宮の魅力は、何といっても「杜(もり)」人々の手で植えられ、今では自然あふれる森林となった広大な敷地。

約70 ha(700,000 ㎡)の森には、全国から献木された木々が育ち、234種の樹木が生い茂っています。

御社殿

内拝殿(2007年撮影[63])
チェコ語版ウィキペディアHinekさん – cs.wikipedia からコモンズに移動されました。, パブリック・ドメイン, リンクによる

拝殿は「流造(ながれづくり)」という伝統的な神社建築様式。参拝の中心であり、神聖な空気が漂います。

内苑(御苑)

明治神宮御苑の花菖蒲
Rs1421 – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる

かつて皇室の庭園であった場所も含まれており、季節の移ろいを感じることができます。特に 6月の花菖蒲(あやめ)の風景は美しく、多くの人の目を楽しませます。

静けさと自然

杜には多様な生き物も住み、木漏れ日、鳥の声、風の音――自然の息吹を感じられる場所。参拝だけでなく、散策や心を落ち着けるのにもぴったりです。

アクセス

所在地 東京都渋谷区代々木神園町1-1
電話番号 03-3379-5511
御朱印 あり
営業時間 日の出から日の入りまで
アクセス 原宿口:JR山手線「原宿駅」徒歩すぐ
参宮橋口: 小田急線「参宮橋駅」徒歩5分
代々木口: JRまたは都営大江戸線「代々木駅」、東京メトロ「北参道駅」徒歩5分
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