赤城神社について

群馬県前橋市、赤城山の大沼湖畔に鎮座する 赤城神社(あかぎじんじゃ)。
赤く朱塗りの湖上に浮かぶような社殿が非常に印象的で、自然と神聖さが融合したパワースポットとして知られています。
主祭神には 赤城大明神 をはじめ、大国主命や磐筒男神・女神、経津主神などが祀られています。
また、かつての社地である「大洞(だいどう)」時代からの深い歴史を持ち、その信仰は古くから地域の信仰の中心でした。
| ご祭神 |
・赤城大明神(大国主命) ・磐筒男命(いわつつのおのみこと) ・磐筒女命(いわつつめのみこと) ・経津主命(ふつぬしのみこと) |
|---|---|
| ご利益 |
・縁結び ・安産・子授け ・交通安全 ・家内安全 ・開運招福 |
歴史
創建
赤城神社の創建年代ははっきりとは不明ですが、社伝によれば 第10代崇神天皇の皇子である豊城入彦命(とよきいりひこのみこと) が上野国(現在の群馬県あたり)を支配した際、赤城山の山や湖の神を祀ったことが始まりといわれています。
806年(大同元年)には、現在の大沼湖畔(小鳥ヶ島あたり)に神域を移したという記録があります。
中世

Javbw, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
また、古くから山岳信仰の対象であった赤城山全体が御神体とみなされており、平安時代には神階を与えられた記録もあります。
中世以降、神仏習合の影響もあった地域で、修験者なども訪れた山宮としての歴史を持ちます。
近世
Saigen Jiro – 投稿者自身による著作物, CC0, リンクによる
近世に入ると、江戸時代には前橋城主らからの崇敬を受け、「赤城詣(もうで)」という参拝が行われるほど信仰が厚かったと言われています。
明治時代には神仏分離の影響を受け、一時期荒廃したものの、1970年(昭和45年)には旧社地・大洞から 小鳥ヶ島 へ遷宮が行われ、現在の朱塗りの社殿が建立されました。
さらに、2006年には大洞御遷宮1200年を記念して大修復が行われ、現在の美しい社殿が整えられています。
境内のみどころ
大沼湖畔に浮かぶ神社


Uraomote yamaneko – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, リンクによる
赤城神社は大沼という湖の湖畔に位置しています。
回りが湖に囲まれていて写真映えしやすい為多くの人が写真を収めにやって来ます。
社殿



社殿は 小鳥ヶ島(こどりがしま) に立っており、かつては船で参拝していたそうですが、現在は 啄木鳥橋(きつつきばし) という全長72mの赤い橋がかけられていて、そこを歩いて島へ渡ります。
大明神御神水
また、 大明神御神水 と呼ばれる、湖(大沼・小沼)から湧き出る水も見どころのひとつ。この水は「一掬千金(ひとすくいせんきん)」とも称され、かつては朝廷や幕府にも献上されたという伝承があります。
アクセス
| 所在地 | 群馬県前橋市富士見町赤城山4-2 |
|---|---|
| 電話番号 | 027-287-8202 |
| 御朱印 | あり |
| 営業時間 | 9:00~16:00 |
| アクセス | JR前橋駅より関越交通バスにて、富士見温泉経由、約1時間10分 土日祝日は直通バスが運行されます |
| HP | 公式サイトを見る |


