大國魂神社

神社 仏閣

大國魂神社について

福島県いわき市に鎮座する大國魂神社おおくにたまじんじゃは、通称 “いわきの大黒様” としても親しまれている神社です。
主なご利益としては、五穀豊穣・商売繁盛・縁結びなどが挙げられています。
また、古代律令制下の「延喜式内社」にも数えられており、地域の歴史と深く結びついている神社です。

ご祭神
  • 大己貴命(おおなむちのみこと)
  • 事代主命(ことしろぬしのみこと)
  • 少彦名命(すくなひこなのみこと)
  • 須世理比売命(すせりひめのみこと)
ご利益 五穀豊穣・商売繁盛・縁結び・家内安全・厄除開運

歴史

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Zeter114514投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, リンクによる

創建

今からおよそ1300年前の養老2年(718年)、この地に「石城国」が置かれました。国府は、大國魂神社の東南約2kmにある根岸遺跡にあったと考えられています。


また、朝廷は石城国の“まほろば(聖なる地)”であるこの地の森に、大國魂神をお祀りし、国の繁栄と安泰を祈ったのが、この神社のはじまりと伝えられています。

そしてその後に、石城国は陸奥国に統合され、この地は磐城郡となりました。

当時の神社の記録帳である『延喜式』には「磐城郡七座の首座」として記され、地域を代表する格式高い神社として名を連ねています。

中世以降

中世に入ると、鎌倉時代には地頭・岩城氏の一族である國魂氏が祭祀権を掌握し、南北朝時代には神主・山名氏が周辺の村々を治めながら神社を守ってきました。

その後、幕末の元治2年(1865年)には朝廷から「勅宣正一位」の神階を授かり、近代に入ると明治12年(1879年)に郷社、大正12年(1923年)には県社に昇格しました。長い歴史の中で、地域の信仰とともに歩み続けてきた神社なのです。

境内のみどころ

大杉

境内には樹齢1000年を超えると言われる大きな杉が祀られています。

甲塚古墳

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また、神社の近くには前方後円墳とされる古墳群があり、神社の創建以前からこの地が神域や信仰地であった可能性を示しています。

アクセス

所在地 福島県いわき市平菅波宮前54
電話番号 0246-34-0092
御朱印 あり
営業時間 10:00〜12:00
13:00〜15:00
アクセス JR「いわき駅」からバス・車で約20分
HP https://ookunisama.jp
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