孝安天皇陵

陵墓

孝安天皇陵について

孝安天皇陵は第6代天皇孝安天皇の陵とされる陵墓です。

『日本書紀』では『玉手丘上陵』
『古事記』では「玉手崗上」

と記されています。

項目 内容
代数 第6代
天皇名 孝安天皇
御陵名 玉手丘上陵
(たまてのおかのえのみささぎ)
陵形 円形

孝安天皇とは

Tennō Kōan thumb.jpg


Uploader: User:Evening.starnihon no rekishi, パブリック・ドメイン, リンクによる

孝安天皇は第6代天皇で、いわゆる「欠史八代」の一人です。

名を
『日本書紀』では『日本足彦国押人天皇やまとたらしひこくにおしひとのすめらみこと
『古事記』では『大倭帯日子国押人命おおやまとたらしひこくにおしひとのみこと』と言い、先帝である孝昭天皇の皇子として生まれました。

孝昭天皇崩御の翌年に即位し、先帝の宮とかなり近い『室秋津島宮』に宮を映して政務を執り行ったと伝えられています。

『記紀』には事績の記録はありませんが、系譜を見る限りでは、地方豪族との婚姻政策で勢力基盤を固めたと考えられます。

歴史

孝安天皇の陵は 玉手丘上陵たまてのおかのえのみささぎ』と呼ばれる奈良県御所市の玉手丘陵にある円形の陵墓です。

古くから文献に記録されてきましたが、中世には場所が分からなくなった時期もありました。
江戸時代に調査が進められ、現在の場所に定められています。
幕末には大規模な修復工事が行われ、竣工の際には正式な儀式も執り行われました。

陵墓内の様子

Saigen Jiro – 投稿者自身による著作物 wikipedia commons

最寄り駅のJR玉出駅より数分歩けば孝安天皇陵です。

周辺にはお寺などが密集しており独特の雰囲気を醸し出しています。

陵墓自体は修繕され高台に構えており、そこから見渡す寺社の景観はとても良い趣が漂っています。

周辺スポット

孝昭天皇陵

先帝である孝昭天皇の陵墓も同じ奈良県御所市内にあるのであわせて巡ってみるのもおすすめ。

アクセス

項目 内容
所在地 奈良県御所市玉手675
最寄り駅 JR玉手駅下車
徒歩約7分
車でのアクセス 御所南ICから10分
駐車場 あり
タイトルとURLをコピーしました